
プロフィール
・鎌形尚(かまがた・しょう)※写真右
弁護士歴9年目。新進棋士奨励会を経て、高卒認定取得後、大学へ進学。大手法律事務所でM&A等の業務に従事したあと、起業、事業売却を経て現職に。主な業務分野はM&A、訴訟等紛争解決など。趣味は将棋、サウナ。
・佐藤仰(さとう・こう)※写真中央
弁護士歴3年目。一橋大学在学中は陸上部(長距離)に所属。事業再生分野を希望して現職に。主な業務分野は倒産・事業再生、企業法務全般など。趣味はランニング、駅伝観戦。
・御前真由(みさき・まゆう)※写真左
弁護士歴2年目。学部時代は登山サークルに所属。1年目から様々な分野の業務に携わる。主な業務分野は訴訟、労働問題、企業法務全般。趣味は登山、アウトドア。
個性的な弁護士が多数在籍している大江・田中・大宅法律事務所。ここでは出自もキャリアも異なる3人の所属弁護士に、大江・田中・大宅法律事務所ならではの強みや今後求める人材像について話を聞きました。
▼弁護士を目指した三者三様の理由
――まずはそれぞれ、弁護士を志した経緯から聞かせていただきたいと思います。鎌形先生は、かなり異色のご経歴ですね。
鎌形 そうですね(笑)。もともとプロ棋士を目指して、14歳の時から奨励会(正式名称は新進棋士奨励会)に所属していたので、高校には進学しませんでした。しかし、残念ながら思うような結果が出せず、道半ばで断念しました。その後、弁護士を目指して、17歳で高卒認定試験を受けて、大学・大学院に進学しました。
弁護士を目指したのは、親族に士業の人が多かったこともあり、何か手に職を付けたいと考えていたのと、将棋に代わる挑戦を見つけたいと思ったからです。

――なるほど。佐藤先生、御前先生はいかがでしょう?
佐藤 私は、埼玉県の西部の山間部で、少子高齢化や過疎化が進んでいくのを肌で感じながら育ったこともあり、子どもの頃から将来は何らかの形でそのような地域に関われる仕事がしたいと考えていたんです。
やがて高校生になり、弁護士が大都市圏に偏ってしまうことで、地方で法的トラブルの相談先が不足する「弁護士過疎」という問題があることや、日本の各地で活躍している弁護士の存在を知りました。弁護士であれば、自分も場所を選ばず、人や地域の役に立てるかもしれないと考えたのが、司法の道を志すきっかけになっています。
御前 私は通っていた中学校・高校が少し変わった教育方針で、“人間にとって本当に大切なのは、精神面での自由である”と教えられたのが発端だったように思います。では、「私にとって精神的な自由とは何だろう?」と考えてみると、誰かのために頭を使い、それを実行することができることだと気が付きました。弁護士の仕事はまさに、誰かのために何ができるかを自ら考え、行動することが求められていると思い、弁護士を志すようになりました。
大学ではとりあえず法学部に進んだのですが、法律を学ぶのがすごく楽しくて。リーガルマインド(法的思考力)も、自分の性分に合っていると実感しました。もともと両親から「自分の好きなことを仕事にしなさい」と言われて育ったことも、弁護士を目指そうと決めた理由のひとつです。
――佐藤先生、御前先生はキャリア1年目から大江・田中・大宅法律事務所に所属されていますが、鎌形先生は他の事務所、そして起業も経験されています。これはなぜでしょう?
鎌形 弁護士になって大手事務所に入って、そこで世の中にいかに優秀な弁護士が多いかを知りました。自分なりの「色」をつけていかないと、お客様に選んでもらえる弁護士になるのは難しいと感じていました。自分で起業した経験は、自分なりの「色」になるだろうと考えました。
そこでリーガルテックの分野に着目し、当初は法律文書を自動生成するツールを開発しようとしましたが、紆余曲折を経て、企業向けのマーケティングツールに路線変更し、1年半ほどで売却しました。売却先の会社に2年ほど勤務した後に、大江・田中・大宅法律事務所に入所しました。
大江・田中・大宅法律事務所に入所したのは、これまで歩んできた特殊なキャリアを多様性として評価し、尊重してもらえると感じたことが大きかったですね。この事務所なら安心して仕事に打ち込めそうだと感じましたし、自分をより高めていくにはうってつけの環境に思えました。
――佐藤先生、御前先生が大江・田中・大宅法律事務所を選んだ理由は何だったのでしょうか?
佐藤 就職活動を始めるにあたり、最初は地方へ行くことも選択肢に入れていたんです。しかし、面接等でお話しする中で、東京に限らず様々な地域の案件にも関与できることを知りました。そのため、まずは東京で自分の専門性を高めていくのがベストだろうと考えました。
また、私は倒産・事業再生を専門分野にしたいと考えていました。ただ、法律事務所のホームページの情報だけでは実際にこの分野にどれほど比重が置かれているのかはわかりません。そこで第三者支援専門家のリストにあたるなどしてその手の案件を多く手掛けている法律事務所を探していました。
他方で、実際に、倒産・事業再生の分野が肌に合うかという不安もあったので、他の分野も経験できる事務所に就職したいと考えていました。大江・田中・大宅法律事務所は、倒産・事業再生の取扱いも多いですし、それらの分野に限らず様々な分野を専門としている弁護士が揃っていたのが入所の決め手になりました。

御前 私はとにかく、“自分で考え、それを実行できる”環境にこだわって事務所を探していました。ある日、たまたま大江・田中・大宅法律事務所のホームページを見ていたら、大宅先生が「主体性を大切にしてほしい」とおっしゃっている記事を見つけ、これこそ私が求めていた環境だと直感したんです。
私は佐藤先生のように、最初から業務分野が定まっていたわけではないのですが、初めて大宅先生に面接をしていただいた時、私の過去やバックグラウンドを深く掘り下げてくださったのがとても印象的でした。
その時にお話した内容を、いまだに雑談の中でエピソードとして挙げていただくことがあり、鎌形先生がおっしゃったように、個々のキャリアを尊重してもらえている実感があります。
佐藤 それは私も面接の際に感じました。私の地元のことや、大学時代に長距離競技に打ち込んでいたことなど、過去の経歴を丁寧に聞き、寄り添ってもらえて。いまにして思えば、事務所のカラーにマッチする部分を探し出そうとしてくれていたのかもしれません。
▼多様な人材が揃いながら、価値観が共有されているのが強み
――大江・田中・大宅法律事務所が持つ強みについて、皆さんはどう考えていますか?
鎌形 やはり、もともと個別に存在していた3つの事務所が統合したことで、それぞれの特性が寄り集まっていることに尽きるでしょう。私が入所して間もない頃に複数の分野を横断する訴訟案件があったのですが、「こういう大きな案件に対応できるのも、専門領域が広範囲にわたっているからだ」と実感したのを覚えています。
御前 たしかに、様々な専門に長けた先生がいらっしゃいますよね。他の先生と一緒に動いている時に、「訴訟については、あの先生が得意だから任せよう」「最後の執行の部分については、経験豊富なあの先生の力を借りよう」などお力添えをいただくことが、これまでに何度もありました。
佐藤 専門性の高い先輩方とご一緒できることが、自分自身の成長にもつながるんですよね。この3年間、多くの倒産・事業再生の案件を担当してきましたが、最初の頃はそもそも飛び交っている言語がわからなかったのに、最近は基礎知識を踏まえた上でしっかり議論に参加できるようになってきた実感があります。
鎌形 私も入所から1カ月ほどのタイミングで、田中豊先生とご一緒させていただく機会がありました。年齢もキャリアもはるか上の存在ですから、一挙手一投足が勉強になりました。
――大江・田中・大宅法律事務所には、専門分野もキャリアも多様性に富んだメンバーが揃っている、と。
鎌形 そうですね。一方で、Mission StatementやOur Wayを掲げていることも、業界では珍しいと思いますし、実際に事務所全体に浸透している価値観になっていると思います。多様なバックグラウンドを持つ人材が集まっていても根底の価値観は共有ができているので、仕事も進めやすいです。
御前 本当に、皆さんの案件一つひとつに対する熱量が物凄いですよね……! 常にクライアントのために何ができるかを考え続けていらして、だからこそそうした先輩方の想いに応えて、私もより良い仕事をしなければといつも感じています。お互いに良い影響や刺激を与え合えるよう、頑張っていきたいと思います。

鎌形 そういうムードで働くのって、楽しいですよね。まずは自分自身で仕事をしっかりこなすのが大前提ですけど、行き詰まったり悩んだりした時には、すぐに身近な人に意見を聞ける関係性があり、それが成果にも直結する。誰に何を聞いても、必ず笑顔で答えてくれる。そんな雰囲気のある事務所です。
佐藤 実際、他の先生に相談を持ちかけることが、かなり頻繁にあるのですが、その都度丁寧に相談に応じてくださるのでとてもありがたいです。もちろん、皆さん多忙なのは承知しているので、状況によってチャットで短く質問をしたり、時間がありそうなタイミングを見計らって席に伺ったり、ミーティングを設定したりと使い分けていますが、ピリピリした雰囲気は一切感じません。
御前 その点では、さほど大きな事務所ではないのもいいところだと思います。お仕事をしている様子が見える広さなので、お忙しそうかどうかもわかりますから。
▼成長する意欲を持っている人と一緒に働きたい
――チームで仕事をする際に、何か気をつけていることはありますか。
鎌形 チームの状況を常に細かく把握しておくこと、そして自分の状況をチームに共有することは大切ですよね。自分もまだ徹底しきれていない部分があるかもしれませんが、状況が正しく理解できていれば、お互いにやりやすい形で仕事が進められるはずですから。
佐藤 そうですね。倒産・事業再生の分野では、資金繰りや資産負債の確認、各債権者の対応など複数の業務が同時に進行することが多いです。案件を遂行するためには、若手であっても、案件全体がいまどう動いているのかを把握しようと努めて、対応すべきことを考えるのは大切だと感じています。
御前 私が常々意識しているのは、自分が発信したメッセージや資料について、受け手がどう感じるのか、どういう手順でそれを確認するのかを、できるかぎりリアルに想像して、必要な情報はなるべく前もって盛り込んでおくことです。とはいえ、まだまだ配慮しきれないことがあるのも現実です。だからこそ、大江・田中・大宅法律事務所のコミュニケーションの取りやすいムードにとても助けられています。
――最後に、大江・田中・大宅法律事務所の風土に合う人材像とは、どのような人でしょうか? 皆さんがこれからどんな人と一緒に働きたいのかを含めて、ぜひ聞かせてください。
鎌形 私が一緒に働きたいのは、成長意欲を持っている人です。自分自身もそうありたいし、成長していくためにできることはなんでもやりたいと思っています。常にもうひとつ先の良策を模索し、提案し合えるような仲間と共に仕事ができるなら、これほど楽しいことはありません。
佐藤 職業にかかわらず仕事は大変なものですが、そこにある楽しさを共有できる人とぜひご一緒したいですね。大江・田中・大宅法律事務所には仕事と熱心に向き合っている先生が集まっているので、一生懸命やれる人ほど受ける刺激も大きいはずです。切磋琢磨しながら、お互いに成長していきたいですね。
御前 主体性を重視してくれる事務所なので、自分でとことん考え抜ける人には、理想的な環境だと思います。“こういう知識を身に付けたい”というより、“もっとこう考えられるようになりたい”という目標設定の人にぴったりな環境ではないでしょうか?
また、女性にとっても働きやすい職場であることは私が日々実感しているので、より多くの女性弁護士の方とも、ぜひ一緒に働ければ嬉しいです。
